ハタと気付きました。
『ANSWER』『嵐のあと』と 森川さんが2本続いたことに。
あッ!違う。『どうしても…』にも出てらしたので3本ですね。
別に意図したわけではなかったのですが。。。実際 次は他の作品のご紹介を考えていました。
でもでも 我らが”帝王”に敬意を表そうではないか!
というわけで 今回の作品は急遽こちらに変更です。
前3作品とは全く違う森川さんに注目!
『オトコ心』
(Otoko gokoro)
原 作:神田 猫(Neko Kanda)
発売元:フィフスアベニュー /2011年
CAST:森川智之(崎 尋康)×水島大宙(篠宮 準)/川島得愛(樹井)松岡禎丞(中村)
◆◆◆◆◆attention
イラストを見れば一目瞭然。 優しい淡い色使いは二人の世界そのものです。
今回の作品は 今までご紹介したようなストーリーガッチリ系ではなく ただただ二人の幸せをお裾分けしてもらう甘々系のお話しです。
まだ聴いていないなら 一つご注意を。
イヤホンを使用していたとしても 誰かがそばにいるときは聴かないこと。
音漏れ?いいえ 違います。
なぜならあなたは間違いなく変な人になっているからです。
だって この作品聴いてるとニヤニヤが止まらないんですもの。思わずニヤリとしてウンウンと頷いてみたり 苦笑いでいやはやと首を振ってみたり。
百面相になること請け合いです。だって私がそうでしたから(笑)。
■■■■■about story
お話は森川さん演じる崎が倒れるシーンから始まります。どうやらカゼのせいで家に着く寸前に道端で倒れたみたいです。
そんなに具合が悪いならタクシーで帰りなさいな というツッコミはいけません。お話しが始まりません。
そんな崎を準が自宅に連れ帰り介抱します。
準クン何故そこにいた とか 意識のない大の男をどうやって連れ帰るんだ というツッコミも聞きません。お話しが展開しなくなります。
準によると崎は二日位寝ていたとか。崎 本人もビックリ。聴いてる我々もビックリ。
二日って。。。そんなに放置してて大丈夫なのか というツッコミはごもっとも。まあ 準の性格からすると無理からぬことかもしれません。
目が覚めて準から説明された崎も驚きます。”二日 しかも見るからに十代の子供の世話になるなんて 仕事が休みでよかった”
当然です。普通の大人の反応です。
そこで謝礼をしたいと言い出しますが ”五万じゃ少ないか 十万で足りるか”って これはちょっと普通の大人の感覚ではありませんね。
日本人ならこんなにストレートに金額は口にしないだろうし 大概 お礼は後日改めて。。。ってことになるものです。
つまり 崎さんって とってもビジネスライクなお方。
受け取れないと固辞する準に”欲しいものはないのか”と あくまで謝礼にこだわる崎です。
このあたりはかなり高圧的な口ぶり。
年下の気の弱そうな若者に世話をかけてしまったことが少なからず腹立たしかったのかもしれません。
まあ 普段からそういう話しっぷりなのかもしれませんが。
で 準クンついに断り切れずに欲しいものを口にします。
”夕飯を一緒に食べませんか”
準が作った夕飯を 会話しながら二人で食べるだけ。でも 準クンは大満足。
ようやくこの辺で 崎サン準クンの天然っぷりに気付き始めます。
どうしても納得のいかない崎サンは またもやカネの話を持ち出します。
払う貰わないで揉める最中 何やら怪しげな声が。。。隣室の方のHな声が聞こえてくるみたい。
その声に準クン反応してしまいます。声を聞いただけで真っ赤になるなんて 今時どれだけ初心なんでしょ。隣の声が聞こえるたびにそんなになってたら 準クン キミ大変だね。なんて余計な詮索はいけません。
そんな準クンに崎サン意外な申し出をします。”楽にしてやろうか”
ウンと答えたものの準クン意味が分かっていなかったようです。崎サンに元気な息子をしごかれて大慌て。
それでもやっぱり気持ちはイイ。でも恥ずかしい。。。そんな表情が色っぽくてかわいらしくて。
崎サンにイカサレたあと放心状態の準クンに”良かったか 満足したか”と崎サンは尋ねますが このあたりやっぱりビジネスライク。
その後すっくと立ち上がりドアに向かいます。
ドアの前で振り返った崎サン 準クンの頭をポンとして”本当に助かった”と言って初めてニッコリ笑います。
このシーン ドアの前で立ち止まったことも笑ったことも伝わってくるのです。どこかをポンと叩いたこともわかるのですが それがどこかはわからない。う~ん残念ッ!
別れた後も崎サンは準クンのことが忘れられません。何かにつけて思い出します。その度に”イカン 相手は男だ”とブレーキを掛けるあたり さすがに大人です。理性的.です。
そんな崎サンですが かなりな速攻で 再度準クンの家を訪れます。理由は?
”男だとか子供だとかそんなことより無性に触りたい”って。。。そんな理由ですか!?
しかもいきなり触っちゃって”どこに触って欲しい”だなんて 悪い大人だぁ!
崎サンってば こんな風にその後もドンドン準クンにハマっていきます。
実は準クン バイト先のカフェの常連さんである崎サンを以前から知っていてあこがれていました。崎サンのほうは気付いていなかったようですが。
崎サンの一挙手一投足に準クンはひたむきに 真っすぐ反応します。それが可愛くて嬉しくて忘れていた恋心を取り戻していきます。
18歳純情男子と これからどう付き合っていこうか。。。崎サンは常に考えています。
大人らしく理性的でいたいと思う反面 結局ただの男になってしまう。そんな風に考え出す辺りから崎サンの声は準クンに対して優しく包み込むようになっています。
準クンの方は早く大人になりたいとは思っていますが そこで変にグルグルしないで崎サンにその気持ちを伝えます。
”学生時代にしかできないことがある。あせることはない”というようなことを崎サンに言われ準クンの気持は少し落ち着いたようです。
崎サンはずっと一緒に暮らしていくつもりのようで 近い将来準クンのご両親に挨拶に行く腹積もりです。エライ!筋を通すつもりです。
けれども準クンに一生秘密を背負わせることになることを思い躊躇していました。
それを聞いた準クンは”どんな秘密でもいつまでもずっと抱えていきます”と宣言します。さすが男の子!カッコイイです準クン。
こうして二人は お互いに一生一緒にいたいという気持ちを確認したのです。
そしてこの後は二人のラブラブハッピーな日々が描かれていきます。
ええ ええ 天然純情素直な準クンを大人でセクシーな崎サンがいかに愛でるか。それだけです(笑)。
■■■■◆about impressions
変に後ろ向きだったり 嫌な奴が出てきたり 妙な事件に巻き込まれたり そんなことは一切ありません。
ただただ二人の真っすぐな思いとかわいらしさを堪能していただければよろしいのではないでしょうか。
最初にも書きましたが くれぐれもお一人でお聞きくださいね(笑)。