深い森に迷い込んだ当方 しばらく入口付近をウロウロとしておりました。
それというのも 最初のお話しに書いた二作品に巡り合った後 "これは!"という作品になかなか出会えなかったからなのです。
そんなときに出会ったのがこちらでした。
それまでややもするととんでもないシュチエーションの作品ばかりに出会っていて 普通の人間はいないのかぁッ!と思っていたところだったので
とても嬉しく思ったことを思い出します。
『ANSWER』
『 SUGGESTION~ANSWER2~』
発売元:サイバーフェイズ2003年/2004
CAST : 森川智之(真芝貴朗)
×鈴木千尋(秦野幸生)
千葉進歩(井川悠夫)
野島昭生(鎌田部長)
野島昭生(鎌田部長)
■■■■■about story
久しぶりに同窓会に参加した秦野は四次会(!?)への移動中に若い男とぶつかります。
地面に膝をつく男はしたたかに酔っているようでした。
男に手を貸し立ち上がらせようとするそのとき「幸生!」友人たちが秦野を呼ぶ声が。
この声が無かったなら この後二人の人生はすれ違っていたはずです…「ユキオ」この名前が真芝の中の何かの鍵を外してしまいました。
面倒臭いと思いながらも 振られた という真芝をムゲにできない秦野は”慰めてやる”といってヤケ酒に付き合い 果ては自宅に招き入れてしまいます。
そして気付いた時には組み敷かれ蹂躙されてしまっていたのです。
愕然とする秦野でしたがわずかな時間で冷静さを取り戻します。それはいつか”飽きるだろう” という 言わば”あきらめ”でした。
ところが真芝にとってそれは理解を超えていたようです。関係を続けていても変わらない秦野の態度は真芝を”受け入れた”のだと思わせてしまうのです。
それは”なぜ?”という新たな疑問を生み出します。考えれば考えるほどわからない秦野の態度は逆に真芝を捕らえていきます。
そんなとき真芝が秦野の家に忘れた書類を会社に届けたことで関係が変わっていきます。
秦野が真芝に書類を渡しているところに真芝の元彼である井川が現れます。
当然秦野を見下したような態度でイチャモンをつけるのですが なんと秦野は売られたケンカを買ってしまいます。この秦野は男前です。
そこに部長の鎌田が諫めに来るのですが…。
会社の顔である受付窓口あたりで大の男3人が不穏な空気を醸し出していたら そりゃ目立ちます。
そりゃ目立ちますが部長がすっ飛んで来るか?という疑問も…まあそれは置いといて…。
ここで鎌田と秦野が旧知の間柄であり しかも本当だったら秦野が真芝と井川の上司だったかもしれないことが明らかになります。
しかも何やら過去にあったようです。真芝は気になって仕方がありません。
そのせいでしょうか その日のプレゼンは散々だったらしく 鎌田に飲みに誘われます。
お小言でも慰めでもなく 話は秦野の過去に。その話は真芝に衝撃を与え ひどく後悔することになります。
”自分は何をしてしまったのか”と。
ようやく掴んだ幸せを 理不尽にももぎとられ 苦しみのどん底に突き落とされたにも関わらず ようやく自分の道を歩もうとしている人間に対し 自分のしたことは……。
そこぉ? どんな人に対しても真柴君 君のしたことはイケナイことだと思うのだが(笑)……。
そして真芝は揺れていきます。これからの二人の関係をどうしたいのか で。
心配する秦野は とにかく真芝の様子を見に部屋を訪ねるのですが そこには酷い有様の真芝がいました。
真芝は秦野を手放そうと思い苦しんだことを吐露します。
秦野もまた 真芝が自分に飽きて離れてしまったのではないかと思い辛かったことを伝えます。
そして。。。
■■■■◆about impressions
とにかく主演のお二人がいいのです。
他作品でもこのお二人で演じているシリーズがありますが 私の中ではゴールデンコンビです(笑)。
当時はどの声優さんがどうだとか この声はこの人だとか 全く分からない頃でしたので 素直に森川さんの声の良さと千尋さんのセクシーボイスにうっとりしておりました。
そしてこの人が”帝王森川”だということを知るのはまだまだ後のことです。
それでも耳元で囁くような声 拗ねたように甘えた声 突き放すような固い声に この人すごいなぁ!と感嘆したのです。
そして千葉さんのイヤな奴感。これが次への伏線ともなります。とっても素敵です。
あ~もっと書きたいなぁ。
思い入れがある作品なのでついついあれもこれも盛り込みたくなります。
でも”ANSWER2”もあるので今日のところはこのへんで…