2016/05/30

-ファインダーの標的- もう一つの最初のお話し 



前回は森に迷い込むきっかけをお話ししました。

でも それはCDではなくマンガ作品でした。

それならば最初に聞いたCDは。。。というと

本当にいいのかこれは?と またもや衝撃を喰らうことになる大人気作品でした。



       
 (Finder no hyouteki)



原   作:やまねあやの(Ayane Yamano)

発売元:(株)ビブロス Cue Egg Label 2004年(復刻版)
 CAST :(麻美隆一)子安武人×笹沼晃(高羽秋仁)
     (麻美隆一)子安武人×石川英郎(飛龍)


BLファンを自任する人で知らない人はいない作品です。(マンガ原作は2002年にビブロス出版から発売されました。ビブロス出版が倒産後はリブレ出版から発売されていますがそれに伴いCDも CASTが刷新され黒田崇矢×柿原徹也版が発売されています。)
『ファインダーの標的』は二枚組CDで二枚目のタイトルは『高楼の華』になります。


■■■■■about story

CD1枚目『…標的』は現在の日本が舞台です。

裏社会に生きる麻美と駆け出しフリーカメラマンの高羽との出会いと関係の変化が描かれています。


リブレ出版ビーボーイコミックス

暴力団 警察を出し抜いて夜の世界に隠然たる力を誇示する麻美の 特ダネをものにしようと嗅ぎまわる高羽。

一旦はそれが成功したようにも見えたのですが所詮は麻美の手の中のこと。

麻美に捕まった高羽は痛烈なお仕置きを喰らいます。。。それはご自分の目と耳でお確かめください(笑) 

麻美に対して強烈な反発心を抱く高羽ですが その後もピンチの時にはさりげなく助けられ まんざらでもない様子。

そんな時 ひょんなことから中国マフィアを敵に回し 捕らえられてしまう高羽(彼はよく捕まります)。

その中国マフィアのボスが飛龍です。

どうやら飛龍は麻美に対してひどく嫌悪感を感じている様子。

過去に二人の間に何かあったことを暗示させます。

ここでも高羽は飛龍にお仕置きされちゃいます( ´艸`)

手錠を架けられ檻に繋がれた高羽を麻美が助けに来るのですが 直後に飛龍と麻美の対決シーンになります。

無事助け出された後は お約束のお仕置きです。麻美が高羽は”自分のもの”というあたり なかなかの執着を感じさせてくれます。


CD2枚目 『高楼…』は飛龍の回想です。

麻美に対して複雑な感情を抱くようになった経緯が描かれています。



■■■■◆about impressions


子安さんの突き放したような芝居が夜の世界に生きる男の冷酷さにぴったりです。

元気で真っすぐで危なっかしい高羽が 目の前をチョロチョロするのが面白くて仕方がないんでしょうね。

いつの間にか見守っている感じがほんわかします。

笹沼さん本格的BL作品デビューになるそうですが無鉄砲 ちょっと可愛い高羽がハマっています。

飛龍の石川さんはクールビューティーなのにどこか寂しがりやなところを嫌味なく演じてくれました。

麻美が時折みせる優しさがぐっときます。飛龍でなくてもヨロっとします。

こんな男たちの織り成す世界は この後もまだまだ続いていきます。

もし まだこの作品に触れていないのなら 是非是非ッ!聴いてくださいね。

そのときは原作をお手元においておくことをお勧めします。