2016/05/24

-媚の椅子- 最初のお話し


はじめまして

さて 何から書きましょうか
最初なので この道(?)に入ったきっかけなどを・・・

体調が悪かった時期 暇さえあればNetの海をフラフラしておりました。

そこには様々なマンガやアニメたちがUPされているのことを知りました

ですが 少女漫画のキラキラや甘々やふわふわの世界が苦手な当方としましては 見たいな と思わせてくれるものになかなか出会うことなく  相変わらずあっちをフラフラこっちをフラフラの日々。



そんなときです。この作品に出会ってしまったのです。







媚の椅子(Bi no Isu)

原  作:池 玲文(Reibun Ike)
出版社:リブレ出版BE×BOYコミックス












■■■■■about story

男同士のハードなお話しです。抗争中の暴力団が舞台になっています。

主人公 組の若頭である加賦(かぶ)は裏切者を探しています。

どうやらそいつを匿っているらしいのがもう一人の主人公である韮沢(にらさわ)です。

こいつは加賦の部下なのですが何故か絶対に居場所を教えようとしません。


ということで・・・

初っ端から 韮沢の拷問シーンです。もちろん最初は普通の(?)拷問です。


それでラチがあかないのでハードなHになるのですが まあこの描写が激しい。


続きは・・・どうぞご自分でお確かめください。



■■■◆◆about design

絵がいいのです。

美形というよりも男前なんです。男臭いんです。

もちろんそんな中にもかわいさがありますが。

この作者さんの絵には身体の厚みが感じられます。肉体の重量感が伝わってきます。

とにかく上手いです。(たまに手がグローブになってたりしますが・・・)



■■◆◆◆about impression


タイトル何て読むんだろう?

”媚の椅子” ”ビノイス”…?

”媚”は こびるの媚。なまめかしい って意味もある。多分こっちの意味なんだろうな。

じゃあ”椅子”は?家具の椅子…?地位って意味?

江戸川乱歩の”人間椅子”って作品もあるけど…う~ん?

地位ではないけど居場所とかって感じだろうか?

不思議なタイトルに引きずられて読み始めたのですが。。。


ハードなシーンの多いこの作品を読んで 一番気にいったのは甘くないことでした。

もちろん続編では二人の関係も変わり 結構甘々なのですがそれはそれでOKです。

だって生き様は甘くないのです。それぞれの矜持が感じられるのですから。

それでも 読み終わって まあ  とにかくびっくりしました。

こんな世界があるのかと・・・いいのか こんなもの世間様にお見せして?大丈夫なんだろうか?と(笑)。

けれどもそんなことを思ったのも束の間。

この後次々に似たような作品に巡り会います。


そしてこれが『やおい』とか『ボーイズラブ』とか呼ばれる世界であることを知ります。



それ以降 BLの深く怪しい森の中へと踏み込んで行くことになったのです。


そうそう ”媚の椅子”の意味。。。それは読んだ方が感じてくださいね。