もしも…自分の周りに こんな人たちがいたらどうなんだろう?
無関心を装い 関わらないように遠巻きにする?
はたまた 怖い物見たさで自分から近づいて行く?
さて あなたならどちらですか?
(KANOUsensei no subete)
原作:田中ボール(Ball Tanaka)
発売元:フィフスアベニュー/コアマガジン 2013年
CAST:羽多野渉(日高唯人)✖叶歩稀(寺島拓篤)
■■■■■about story
日高唯人は 作家叶歩稀の担当編集です。
超マイナス思考の叶先生は 絶版という言葉に常におびえています。
でも…担当が日高に代わってからというもの叶先生の本はなかなかのいい調子。
もちろん叶先生もそれには気付いています。
”どんな魔法を使っているんだ日高は”と冗談めかしてはいますが ちゃんと日高の功績を認めて感謝しているのです。
それというのも 日高は叶先生をすべて受け止めているから。
泣いたり喚いたりぐずったり…。
大の大人が と思われるようなことが 日高には可愛くて仕方がないのです。
だって 叶先生は日高の初恋のひとだからです。
二人の出会いは 叶先生のサイン会の時。
サインをもらう時に緊張のあまり”好きです”と口走る高校生の日高。
そんな日高に叶は大人らしい最高の笑顔を返します。
けれど サイン会が終わった後には 例のごとくネガティブになり 盛大にぐずる叶。
それを見てしまった日高は恋に落ちます。
”興奮するほどかわいい泣き顔”。。。って ねぇ 高校生が(笑)
なかなか気持ちを切り出さない日高に業を煮やした叶先生。
ついに 日高が叶の担当になったいきさつを話します。
新入社員の日高を見て 強引に自分の担当にしてしまったことを。
それを聞いた日高もようやく告白するのですが それと同時に押し倒し 更にはさっそく変態っぷりを堂々と発揮。
でも叶先生は嫌がることもなく あっさりと受け入れてしまうんです。(笑)
しかも デレがさく裂。ついに ばかップル誕生です。
■■■■◆about impressions
泣いたり喚いたり どこまでもグルグルしちゃう情緒不安定なタイプは 私にとってはとてつもなく苦手なジャンルです。
普通なら一回聞いたらゴメンナサイ…なんだけど どうしてだかリピートしてしまう。
なんでなんだろう???
結論:明るいネガティブとポジティブな変態だから。
あはは。。。わけわかんないですよね。
とにかく CDを聞いていると笑っちゃうんです。
喚くのも泣くのも 甘やかすのも宥めるのも変態っぷりも。あっけらかんとしていて揺るがないし可愛げがある。
はッ!?可愛げ?…誰が?何が?
そうなんです 不覚にもカワイイと思ってしまうんですよ。
私にとってありえない感覚にさせてくれるのは CASTのお二人のお力が大きいですよね。
喚き散らすという感じの叶先生ですが ちょっとハスキーな寺島さんのお声なのでうるさくは感じないのです。
しかも デレっているときはちょっと鼻に掛かってセクシー。
そして日高の甘やかしは もちろん羽多野さんの柔らかいお声でどこまでも持ち上げてくれるのだから これはもう天国です。
妄想しているときもかわいらしくて 変態さんとしては得なタイプだな と。(笑)
特に写メるときの「えいッ」がツボです。
確かにばかップルには違いないのですが お互いに社会人として 人として認めあっていることが基本としてあるので許せてしまうんですよ。多分。
この作品にはスピンオフ作品があります。そちらにも日高✖叶先生はたくさん登場しています。
次回はそちらのご紹介です。